有名投資家に学ぶ・その2
2014/11/09
明日からいよいよ2014年の株式市場が始まりますね。
こういう休みの日は知識を吸収するにはもってこいなのですが、やっぱり実践してみないと身につかないものもあるわけで。
特に、自分みたいな初心者は後者が圧倒的に不足していますからねw
知識も大切ですが、それを役立てるには経験が無いとどうしようもないのです。
明日から始まる市場でしっかりと経験を積んで、学んだ知識も有効に活用できるようになりたいですね。
さて、冒頭には知識だけじゃどうしようもないとは書きましたが、今日は知識吸収に徹しますw
経験も足りませんが、まだ知識も全然足りてませんからねw
今回は【有名投資家に学ぶ】第2弾。
第2弾は満を持してウォーレン・バフェットの投資スタンスについて学ぶ・・・・・・という訳ではなく←(同じくだり
今回はジョン・メイナード・ケインズから学びたいと思います。
ケインズは1883年生まれのイギリスの経済学者です。
「ケインズ政策」と呼ばれる経済政策が有名ですね。
基本的には経済学者として有名なケインズですが、実は投資家としても優れた成果を収めています。
ケインズの残した投資成績によると「1919年時点で1万6000ポンドだった資産を、1946年時点では40万ポンド以上に増やした」のだそうです。
27年で元金を約25倍にしたという事ですね。
年利にすると12.7%ほどになります。
・・・・・・前紹介したジョン・ネフよりも年利が低いですね(
それでも、長期投資を行う際には非常に参考になるマインドがあるのです。
では、実際にその投資スタンスを見てみましょう。
1.将来性が高い、かつ、割安感が強い、少数の優れた銘柄を注意深く選別する。
これは結構骨が折れる作業です。
しかし、これを行うことによって銘柄に自信をもって、長期保有することが可能になります。
少数の優れた銘柄に投資に投資を行うという事なので、集中投資に該当しますね。
2.選別し投資した銘柄については、相場が良い時も悪い時も、その見込み(当初考えた将来性)が実現するか、あるいはその見込みが間違いであることが明らかになるまで、断固として保有し続ける。
これも案外精神的につらいかもしれませんw
が、ケインズは不安定でしかも低迷続きで先行き不透明な経済状況でこの結論を得たのです。
小さな動きでは動じず、とにかく自分の信じた銘柄の経過を見守る。
長期投資においては重要なことですが、分かっていてもなかなかやれないことですw
3.ポートフォリオは、同じ性質やリスクを持った銘柄ばかり選ぶのではなく、反対の性格やリスクを持つ銘柄を組み合わせ、バランスを考える。
個人的にはこれが一番大切だと思っています。
厳しい選別を行い優秀な銘柄を探し出すというのも一つのリスクヘッジですが、それに組み合わせてポートフォリオにおいてもリスクヘッジを行う。
3~5銘柄程度で集中投資を行う際には心がけたい事です。
自分も今後は少ない銘柄に対して投資を行おうと思っているため、このことは必ず守っていきたいところです。
ケインズがたどり着いた投資の三大原則は以上の通りです。
基本的なことなんですが、かなり重要なことですよね。
基本遵守のスタイルにたどり着きそれを貫き通したからこそ、ケインズは成功を収めることができたのでしょう。
銘柄選択においては現時点でも結構気を使っているつもりですが、これからはもっと細かく選別して、厳選した銘柄に対してだけ投資を行うという事を心に刻んでおきたいと思います。
以上、ケインズから学ぶ長期投資でした。
ここまでお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m