2014年の振り返り
どうもこんばんはVisionです。
昨日予告したように、今日は2014年の振り返りをやっていきます。
今回の振り返りは《数値面を見た定量的な評価》と《投資スタンスなどから見た定性的な評価》の両方をやっていこうかと思います。
まずは、数値面からの振り返りです。
2014年の定量的評価
パフォーマンス
年初来資産額 4,300,835円
現在の資産額 7,312,180円
年間の損益額+3,011,227円
2014年のパフォーマンス = 3011227 / 4300835
= 70.014
≒ 70.01
という事で、2014年の年間パフォーマンスは+70.01%……だったはずなんですが、これ間違いっぽいんですよね←
実は今まで勘違いしておりまして《年内のキャッシュフロー(資金追加)を全て年初にあったとみなして処理》してパフォーマンス計算しちゃってるんですよね。
で、いま改めてパフォーマンスの算出方法を調べたら、通常のディーツ法は《月内のキャッシュフローを全て月初にあったとみなして処理する》らしいんですよね(
……これはちょっと、パフォーマンスのずれがシャレになりませんよね←
……ということで、ちょっとパフォーマンス計算のExcelを個人投資家パフォーマンスランキングさんからお借りしまして、改めて正しい方法でパフォーマンスを計算しました←
月次パフォーマンス
2014/01 -1.7%(年初比-1.7%)
2014/02 +18.0%(年初比+15.9%)
2014/03 +17.2%(年初比+35.9%)
2014/04 +14.0%(年初比+54.9%)
2014/05 +18.5%(年初比+83.5%)
2014/06 +2.6%(年初比+88.2%)
2014/07 +2.3%(年初比+92.5%)
2014/08 +4.7%(年初比+101.5%)
2014/09 +3.3%(年初比+108.3%)
2014/10 -11.7%(年初比+83.9%)
2014/11 +2.9%(年初比+89.2%)
2014/12 +3.5%(年初比+95.8%)
2014年全体のパフォーマンス +95.8%
……どうやら、こちらが正しい年間パフォーマンスのようです(
……正直、入金するたびにえらく年間パフォーマンスが落ち込むなぁ……とは思っていたんですが、まさかこんな壮大なミスを犯してるとは思いませんでした←
読者の方々には大変ご迷惑をおかけしますが、正しいパフォーマンスは+95.8%となりますのでよろしくお願い致します。
今後はこのようなことが無いように、来年からキッチリとディーツ法で算出を行っていきます……
……しかし、まさかこんなことろで学の無さを露呈することになるとは思いませんでした(
総資産と元本の推移
2014年の総資産と元本の推移は以下の通りです。
資金投入額
1月 232,003円
2月 100,000円
3月 100,000円
5月 200,000円
7月 450,000円
10月 200,000円
12月 350,000円
2014年合計 1,632,003円
総資産の増減額
2,668,832円 (2013年末) → 7,312,180円(2014年末)
資産純増額 = +4,643,348円
資産増加率 = +173.98%
コメント
追加資金が多かったことに加えパフォーマンスも良好だった為、資産額は前年同期比で約2.7倍にまで増やすことが出来ました。
今後も定期的な資金の追加を行い、資産額を増やしていきたいと思います。
2014年の定量的評価のまとめ
リスクを多く取った運用が功を奏したのか、年間パフォーマンスは+95%とかなりの好成績となりました。
資産追加についても、毎月10万円+ボーナス時20万円の資金追加を継続して行えた点は良かったかと思います。
さて、続いては定性的評価です。
2014年の定性的評価(投資スタンスに関して)
2014年前半期(1月~6月)
2014年の前半はアサンテ・エレコムなど《優秀な割安株への投資》が行えており、且つ、《相場が低調なときに安く仕込む》という事が徹底できていたと思います。
この頃は
・PER / 15倍以下(実際に投資するのは大抵10倍以下。)
・ROE / 10%以上
・ROA / 5%以上
・自己資本比率 / 50%以上
の銘柄を対象に投資を行い、目覚ましいパフォーマンスを上げることが出来ていました。
《割安株が安くなった時に仕込み、上がるまではじっと待つ》、という自己ルールに則った、理性的な取引が出来ていた時期だと思います。
2014年中期(7月~10月中旬)
この頃から自己ルールから外れている売買を繰り返すようになっています。
割安よりも成長性を重視したり、保有期間がかなり短かったり、どこか問題の抱えている会社に投資したり……かなりリスクの高い取引を行っていた時期ですね。
この頃のスクリーニング基準は
・PER / 15倍以下(15倍付近の銘柄にも投資を行う。)
・ROE / 10%以上
・ROA / 5%以上
・自己資本比率 / 30%以上
……と、《成長性の為になら、多少のリスクはとっても良い》というスタンスでした。
投資パフォーマンスは芳しいものでは無く、且つ、精神的にもよろしくない、自分には合わない投資を行っていた時期だと思います。
2014年後期(10月中旬~)
多少、原点への回帰は見られましたが、依然、保有銘柄のPERは13~14倍程度と高めの水準にあります。
ただ、中期の頃に有った短期売買の癖は抜け始め、理性的になってきた感じはあります。
現在は《成長性の割に安く放置されていると思われる銘柄》への投資がメインですが、パフォーマンス自体は中期と大して変りが無く、現時点ではリスクの割には報われていない印象ですかね……。
この投資法も、自分にはあんまりあっていない気がします。
2014年の定性的評価のまとめ
前半期が良かっただけで、中期以降は全くいいところが無かったですね。
ちなみに中期の投資スタンスの変化は、相場の好転に対しパフォーマンスが付いてこなかったことを気にした故に起こったものです。
《たかだか数週間・数ヶ月程度の短期的なパフォーマンス》を気にするあまり、長期的な利益を無駄にした。
2014年中期の投資行動はこれにつきますね。
前半期は当たり前のことが当たり前にできていたから利益が出せた。
中期は当たり前のことがしっかりと出来ていなかったから利益が出なかった。
ただ、それだけなんだと思います。
後期の投資法は正直、まだ検証期間が足りていないので何とも言えません。
ただ、前半期に比べどうしても下値リスクが大きくなるのは否めませんし、精神的にも気楽では無い投資法なので、前半期の投資法に比べると劣っている印象がありますね。
定性的に見ると、今年は問題点が浮き彫りとなった1年だった、といったところでしょうか。
来年以降は、自己ルールに則った理性的な取引を1年間通して続けることが至上目標となりますね。
とりあえず、来年以降は
・割安株への投資を徹底する。
・短期的な値動きを気にせず、長期の保有を心掛ける。
この2つを徹底することにしたいと思います。
2014年の総括
結果はともかく、過程に幾分か問題のある1年でした。
序盤に出来ていたことが、ちょっとしたことで出来なくなってしまうあたり、投資家としてのメンタルの弱さが出ていたと思います。
今後は、市場へ参加することに加え、書籍での勉強にも力を入れていき、知識面・経験面、両方での成長が出来るように努力していきたいと思います。
以上、2014年の振り返りでした。
ここまでお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
Comment
はじめまして。
いつも楽しく拝見させていただいております。
第1回(成長株向け) / 簡単に理論株価を求める方法 その1~日経マネー(2006年10月号)方式~
第2回(割安株向け) / 簡単な理論株価の求め方 その2~アクションラーニング《日根野 健》氏方式~
を読ませていただきました。
スクリーニング基準を
・PER / 20倍以下
・経常利益変化率(前年同四半期比) / 20%以上
・売上高営業利益率 / 7%以上
としておりますが、理論株価は日経マネー(2006年10月号)方式を使いのがいいのでしょうか?
ご教授いただければ幸いです。
>>てっぺんさん
対象の銘柄のPERが高ければ第1回(成長株向け)、PERが低ければ第2回(割安株向け)などで使い分けるか、二つの方法で算出して平均値を求めるなど、自分が納得できる方法を自分自身で見つけた方がよろしいかと思います。
理論株価は一種の精神安定剤のようなものですからねぇ……
基本的な算出方法だけは覚えておいて、あとは好きな風に組み合わせるなどして、自分の好みの算出方法を創ってそれを信じる。
その方が、人に教えられた方法を信じるよりも精神的に楽かと思います。
ご教授ありがとうございます。
第1回(成長株向け) / 日経マネー方式と第2回(割安株向け) / 日根野 健氏方式を比べると、日根野氏の方が厳しいような気がします。
使うとしたら日根野式かなあと、あと理論株価Webを参考にして、使ってみるのがいいのなあかと思いました。
>>てっぺんさん
日根野氏方式は、割安株のフェアバリューを求める算出方法。
日経マネー式は、割高な成長株の上値追いを正当化する為の算出方法、って感じですかね~
割安株投資を行うならば、日根野氏式・理論株価web方式・GMOクリック証券の株価分析、この3つを見て判断するのが良いかもしれませんね。