【銘柄分析】Minoriソリューションズ(3822)
2014/11/09
今週の月曜日に購入し、現物ポートフォリオのウエイト第2位にランクインしてきたMinoriソリューションズ(3822)についての分析を書いていきます。
(なお、現物では2銘柄しか保有していない模様←)
ちなみに、この記事ではファンダメンタル指標を用いた、定量分析を中心に行います。
企業の経営戦略・成長戦略・今置かれている状況から分析を行う定性分析に関しては
日経平均爆上げの中、現物でMinoriソリューションズ(3822)を購入
こちらに記事に書いてありますので、もし興味を持たれましたらご参照ください。
なお、自分の考える【定性分析】と【定量分析】の定義は
定性分析と定量分析
こちらの記事に書いてありますので、こちらももし興味がありましたら・・・w
(こちらは2014年2月の記事なので、時事ネタが古く、文章もなんか残念な感じになっています←)
さて、では本題のMinoriソリューションズの定量分析に入りたいと思います。
(数値は2014/6/7時点での数値です。)
Minoriソリューションズ(3822)
= 基本情報 =
◆ 上場市場 / 東証JQS
◆ 業種 / 情報・通信業
◆ 株価 / 1039円
= 株価指標 =
◆ EPS
┗実績EPS / 115.25円
┗予想EPS / 121.05円
◆ PER
┗実績PER / 9.02倍
┗予想PER / 8.58倍
◆ 株式益回り / 11.06%
◆ PBR / 0.95倍
◆ EV/EBITDA倍率 / 1.95倍
◆ PCFR / 8.00倍
◆ 配当利回り / 3.27%
◆ 予想配当利回り / 3.27%
◆ 配当性向 / 29.5%
= 財務指標 =
◆ ROE / 10.51%
┗売上高純利益率 / 3.80%
┗総資産回転率 / 1.81回
┗財務レバレッジ / 1.53倍
◆ ROA / 6.89%
◆ ROIC / 8.69%
◆ 自己資本比率 / 65.51%
◆ 有利子負債自己資本比率 / 16.87%
◆ 流動比率 / 293.81%
【ポジティブ要素を赤色、ネガティブ要素を青色、どっちでもないものは緑色、で表示しています。】
【なお、色々な指標を用いていますが、ほとんどの指標はこのブログ内に説明文がありますので、ブログ内検索で指標名を検索して頂ければ説明が出てくるかと思います。】
株価指標については見ての通り真っ赤ですので、ほとんどポジティブと捉えているのがお分かりいただけるかと思います(
収益から見た割安さに関しては、実績PERと予想PERが一桁台で、且つ、予想PER>実績PERとなっている為、現時点でも割安だが今後の成長によってさらに割安感が高まる可能性が高いと判断できます。
また、配当利回りも3%台とそこそこ高くなっている為、下落しても配当利回りの観点から見て買い戻される可能性が高いと判断でき、これもポジティブ要素となります。
その他株価指標に関しても、概ね市場平均よりは優秀な数値を叩き出している為、割安感・底堅さに関しては優秀であると評価します。
逆に、あまり芳しくないのが財務指標。
特に、経営効率面を評価する指標で平均よりやや良い程度の数値になっているのが気になりますね。
一応、ROE・ROA・ROICに関しては同業他社と比べると高い位置にいるのですが、圧倒的に高い位置にいるという訳ではないですし、売上高純利益率が低い点もネガティブな要素です。
ただ、決算説明会の資料を見てみますと
・Minoriソリューションズは2014年度~創成期から発展期へ。
・合併から4年、企業としての基盤固めの創成期を経て新たなチャレンジの体制が整う
・国内IT投資の回復傾向と、新たなトレンドの萌芽を背景に、さらなる発展期へ
というような文面があり、今後の発展次第では上記問題点の改善は十分に期待できると判断し、経営効率面は優秀ではないが合格点という評価です。
ちなみに、財務健全性については有利子負債が少なく、且つ、流動比率が高いので、優秀と判断しました。
指標面での評価は以上ですね。
あとは、指標以外で評価している部分ですが、自分は株主優待を実施していない点と東証JQSに所属している点を評価しています。
これは
・株主優待を実施していないなら、株主優待を設置した時に注目されて株価が騰がる可能性がある。
・東証1部に上場していないなら、今後、東証1部に鞍替えする可能性があり、それが実現した時には注目されて株価が騰がる可能性がある。
こんな思惑があるからですね。
前々から、自分はどっちかというとこういう銘柄を好んで投資を行っていたのですが、それにはこんな理由があったからだったんですね。
(以前のアサンテ然り、アルバイトタイムス然り。そういう思惑が少なかったのはエレコムぐらい。)
ちなみに、MinoriソリューションズはJQから一気に東証1部に鞍替えできるほどのパワーを持った銘柄ではありません。(時価総額が圧倒的に足りないんですよね。)
しかし、JQ→東証2部→東証1部という順で徐々に上がっていくというのは十分に可能な銘柄ですので、そちらに期待しています。
(東証JQから東証1部に上がる労力と、東証2部から東証1部に上がる労力には雲泥の差がある。)
(難易度は、マザーズ・JQから東証1部>>>>東証2部から東証1部>マザーズ・JQから東証2部・・・というような感じです。詳しくはこちらをご覧ください)
総合的に評価すれば
割安感 ★★★★★(凄く割安)
将来性 ★★★★(発展に十分期待が持てる)
経営力 ★★★(平凡より少しいい程度)
健全性 ★★★★★(超財務健全)
意外性 ★★★★(昇格・優待設置時に上昇が期待出来る)
総合力 ★★★★
という感じですね。
今すぐに注目されて急騰、というのはあまりないと思いますが、確実に、堅実に伸びていってくれそうな銘柄ですので、長い目で見守っていきたいと思います。
以上、Minoriソリューションズについての分析でした。
ここまでお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m