《ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け》読み終わりました。
どうもVisionです。最近めっきり寒くなってきましたが皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
ちなみに自分の住んでる地域では雪が降っているので、自分は読書とか諸々のインドア系の趣味で時間を潰して絶賛引きこもり中です←
ということで、今日は読書感想文を書きます←
先日購入した《ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け》の簡単な内容の紹介と感想文を書いていきます。
(ちなみに、私が読んだのは上の画像と同じ【Millennium Edition / 新版】の方です。)
内容紹介
日本でも結構名の知られている名投資家、ピーター・リンチの投資手法・投資哲学について書かれている書籍です。
著者はピーター・リンチ氏本人と金融コラムニストのジョン・ロスチャイルド氏。
割安成長株投資の極意・ファンダメンタル分析を行う際に必要になってくる知識・投資に対するメンタル……等々、役立つ知識が豊富に記されています。
構成としては
- 本書への導入部である《序章部分 / プロローグ》
- 【投資を始める前に】と銘打たれた《第1部》
- 【有望株の探し方】と銘打たれた《第2部》
- 【長期的視野】と銘打たれた《第3部》
- 《エピローグ》
大まかにはこんな感じの構成となっています。
で、第1部~第3部に関してはそこからさらに章ごとで内容が展開されていく……という感じですね。
以下は、部ごと、章ごとの簡単な解説です。
第1部.投資を始める前に
自分はどんな投資家を見抜く方法・機関投資家らに勝つ方法・自分の資産の管理方法……等々、成功するための原則について書かれているパートです。
第1章~第5章まで(約50ページほど)がこのパートとなります。
有用度:★★★★
第1章 / 株式投資家になるまで
ピーター・リンチが株式投資家になるまでの顛末やらについて書かれています。
有用度:?
第2章 / ウォール街の矛盾した表現
これはタイトルのまんまですね。ウォール街は間違っていることが多いっていうような内容です。無理して機関投資家みたいに投資をしなくても、自分に合った投資をすれば儲けられる!という事が説かれています。
有用度:★★★
第3章 / これはギャンブルなのか? 何なのか?
株は債権投資の比較・リスクに対する考え方……等々が書かれいます。
株式投資の長期収益は債券投資よりも勝る!と書かれており、大きく資金を増やすならば株式投資を長く持つべきであると説かれています。
有用度:★★★★
第4章 / 鏡の前のテスト
資金管理の考え方・株式投資で成功するための考え方について説かれています。
有用度:★★★★
第5章 / 相場はよいかって? そんなこと聞かれても困る
相場なんて見てても意味はない、不合理な動きをする相場を無視して、良い銘柄を選ぶことに集中することが大切である……と説かれています。
ちなみに、有名な《カクテルパーティー理論》について書かれているのもこの章です。
有用度:★★★★★
第2部.有望株の見つけ方
チャンスのつかみ方、良い銘柄と悪い銘柄の見抜き方……などについて書かれています。
銘柄分析をする際に一番実用的になるのがこのパート部分ですね。
第6章~第15章まで(約160ページほど)がこのパートとなります。
有用度:★★★★★
第6章 / テンバガー(10倍株)をねらえ
変に難しい方に行かなくても、自分の知っているところからでも10倍株は十分に出てくる可能性がある!
10倍株を狙いたければ、まずは自分の得意な部分から攻めよう、と説かれています。
有用度:★★★★
第7章 / ついに見つけたぞ! 何を?
有名な6つの分類(低成長株・優良株・急成長株・市況関連株・業績回復株・資産株)についての解説が載っています。言わずもがなここは必見でしょう。
有用度:★★★★★
第8章 / 完璧な株、なんて素晴らしい!
ココも有名なことについて書かれています。投資対象の選別に当たって最も重要となる13項目についての解説ですね~
(バカげている企業名である・気の滅入る会社である……とかそういうアレですね←)
有用度:★★★★★
第9章 / 私が避ける株
上の章とは逆に、避けるべき株についてが書かれています。上の章と合わせてキッチリと頭に叩き込んでおきない内容ですね。
有用度:★★★★★
第10章 / 収益、収益、そして収益
タイトルのまんまですね← 収益の重要性やPERについてなどが説かれている章です。
有用度:★★★★★
第11章 / 二分間の訓練
所謂、成長ストーリーについての重要性が説かれている章です。
自分の保有銘柄は2分間程度で保有理由とストーリーを述べられるようになっておくべきであると書かれています。
中長期で成長株投資をする際には必須ですね。
有用度:★★★★★
第12章 / 事実を手に入れる
様々な方法を使って使える情報を手に入れることの重要性について説かれています。
年次報告書の活用法とかそのあたりについての解説もあります。
有用度:★★★★★
第13章 / 知って役に立つ幾つかの数字
定量分析を行う際に必須となる指標についての解説です。個人的にはこの章が一番好きです←(定量分析好き)
冗談では無く、本気で役に立ちます(
有用度:★★★★★★
第14章 / ストーリーを再チェックする
数か月ごとのストーリーの再チェックの重要性が説かれています。
ストーリーをチェックし前提が崩れていなければホールドする、崩れたら手放す、これが大事だと再認識。
有用度:★★★★★
第15章 / 最終チェックリスト
第2部の総括です。要点がまとめられていて凄く便利。
有用度:★★★★★
第3部.長期的視野
ポートフォリオの組み方、売買タイミングのつかみ方……などについて書かれています。
ココも重要なことが多く書かれてますので必読ですね。
……詳しい事は実際に買って読んでみてからのお楽しみです(力尽きた←
第16章~第20章まで(約60ページほど)がこのパートとなります。
有用度:★★★★★
章ごとの解説:省略
読み終わっての感想
流石に内容が濃いです。
これ読むだけで、多分、必要な知識はあらかた身に付きますね……
割安成長株投資を行う際のバイブル……と言っても良いぐらいの紛うことなき名著です。
自分はまだ読み込みが足りなので、とりあえず読むべき本をあらかた読み終わったら、またじっくりと読み返しをしたいと思います。
総合評価:★★★★★
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以上、《ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け》の感想文でした。
ここまでお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m