オタク系高卒サラリーマンが株でブルーカラー脱出を目指す!

オタク系高卒サラリーマンがバリュー投資で資産運用して、30歳までにブルーカラーからの脱出を目指す!! ジョン・ネフ、ベンジャミン・グレアムに倣った資産バリュー投資・収益バリュー投資を軸にして、割安に放置されている株を狙っていきます。

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(個人的)割安感の測り方-PBR編・その1-【資産に比べ割安かどうかを測る指標の使い方】

      2015/07/06

書類どうもこんばんは、Visionです。
今回は個人割安感の測り方シリーズの第2章、PBRの使い方についてです。

自分の投資手法は収益バリュー投資が基本で、そこに資産バリュー投資の考え方をプラスするという感じなので、資産バリューに関する指標についてもそれなりに意識をしています。

ということで、今回はPBRについて書いていこうかと思います。

1.PBRとは?

Price Book-value Ratioの頭文字を取ってPBR、日本語では株価純資産倍率と呼ばれます。
1株当たりの純資産(BPS)に対し、株価が何倍まで買われているかを表す指標で、割安感を測る指標として有名な指標の一つです。

ウォーレン・バフェットの師匠である、ベンジャミン・グレアムが推奨する《資産のバリュー投資》を行う際には、特に重要になる指標ですね。

2.PBRの算出方法

PERと同様にこちらも基本的な指標ですので、算出の仕方は大変簡単です。

決算短信に載っている1株当たり当期純資産(BPS)で、現在の株価を割れば算出されます。

BPSが1000円、株価が1000円という銘柄があったら
PBR = 1000 / 1000 = 1.00倍

BPSが1500円、株価が1000円という銘柄があったら
PBR = 1000 / 1500 = 0.666・・・≒0.67倍

という感じですね。
(なお、PBRは時価総額/純資産でも求められますが、こちらは面倒なので、自分は上記の式で算出しています。)

こちらはPERのように2種類あるのではなく、実績PBRの一種類のみが一般的です。
・・・一応、予想PBRも出そうと思えば出せるのですが、ほとんど意味が無いんですよね(

ということで、PBRは基本的には実績のみという事で覚えておけばいいかと思います。

3.PBRの基準

さて、上記の式でPBRを導きましたが、実際、どの程度が割安となるのでしょうか?

・・・上で出した例で説明してみましょう。

まずは株価が1000円、BPSも1000円の場合ですね。
この場合はBPS(資産価値)と、株価が釣り合っており、PBRは1.00倍となります。
つまり、1.00倍なら割安でも割高でもない、適正価格といえます。

PBRは1.00倍が割安と割高を分かつ境界だという事ですね。

では続いて株価が1000円、BPSが1500円の場合です。
この場合はBPS(資産価値)が、株価よりも高くなっていることがお分かりかと思います。
で、実際にはじき出される数値は0.67倍となります。

・・・もうお分かりですね。

PBRは、1.00倍が適正価格で、1.00倍未満が割安1.01倍以上が割高となります。
で、数値が1.00倍より乖離すれば乖離するほど、そのパワーがより強くなるという訳です。
(0.2倍なら超割安だし、5倍なら超割高という事です。あくまでも資産面から見たら・・・の話ですが。)

4.極端に低いPBRには注意

PBRは低ければ低いほど割安・・・と上では書きましたが、実は低すぎるPBRはちょっと危険です。
PBRが低すぎる銘柄というのは言い換えれば、資産に比べて株価が超絶に割安なのに、それでも投資家が全く買ってこない銘柄という事です。

・・・そういった銘柄は、大体、とんでもない問題を抱えていることが多いのですね。
具体的には、倒産の危機に直面していたり、上場廃止の危機に直面していたり・・・という感じです。

・・・まぁ、その危機さえ乗り越えれば一気に見直しの買いが入るので、極端に低い時に買っておけば膨大な利益を上げることができる可能性のあるのですが、ちとリスクが高すぎます。


PBRは優秀な指標ですが、それだけでは判断せず、複数の指標や情報を組み合わせて使う事が重要です。

・・・ちょっと長くなりそうなので、今回はここまで。
次回も引き続き、PBRを使う際の注意点について書いていきたいと思います。

以上、個人的割安感の測り方-PBR編・その1-でした。
ここまでお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

 - 投資コラム, (個人的)○○の測り方

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