有名投資家に学ぶ・その1
2014/11/09
取引が暫くなく、仕事も休み。
こんな期間には気分転換したりいろんな勉強をしたりするのに最適ですね。
ちなみに、気分転換は昨日、一昨日で十分したのでもうおなかいっぱいです(
ということで、今日は有名投資家のスタンスについて学び、自分の知識を深めたいと思います。
ちなみに、その1って書いてあるのはこのコンテンツがこれからも増えるということを意味しています(カテゴリも増やしてみましたw)
このコンテンツの更新は不定期になると思いますが、時間のある時に勉強し、これから徐々に増やしていきたいなぁと思っています。
……本当は明日とかにも更新したいんですが、自分が明日から仕事なので暫くはどうだろうなぁ……という感じですw
長い目で見ていただけると幸いですm(_ _)m
さて、ということで今回が第1弾です。
第1弾なので、皆さんもご存知の有名投資家、ウォーレン・バフェットの投資スタンスを・・・・・・という訳ではなく←
今回はジョン・ネフから学びたいと思います。
(ウォーレン・バフェット、ピーター・リンチなどは今後の更新で追加する予定ですw)
ジョン・ネフは1931年米国オハイオ州生まれの投資家です。
ウォーレン・バフェット、ピーター・リンチなどより知名度は低く地味な存在ともいえるかもしれませんが、堅実な投資を行い「31年間で元金を56倍以上」に増やした素晴らしい投資家です。
年利にすると、13.9%ぐらいですね。
バフェットが約23%、ピーター・リンチが約29%なので、やっぱりやや地味かもしれませんw
それでも、堅実な投資姿勢で投資のプロからも尊敬される真のプロフェッショナルなのです。
学ぶこともかなり多いと思います。
それでは、実際にその投資スタンスについて書いていこうと思います。
1.割安な株を買い値上がりしたところで売る。
売却益を狙ったバリュー投資において基本中の基本とも呼べる事です。
しかし、この割安な株を探す際にネフは独自の計算式を使います。
それは
(利益成長率+配当利回り)÷PER
というものです。
利益成長が15%配当利回りが1%、PERが8の銘柄だと(15+1)÷8で2
利益成長が20%配当利回りが2%、PERが20の銘柄だと(20+2)÷20で1.1ですね。
ネフはこの計算式で数値がだいたい2ぐらいの時が割安と判断し購入をしていたようです。
2.低PER、かつ、配当利回りの良いを購入する。
上記の式に当てはまると
利益成長が50%配当利回りが0%、PERが25の銘柄と、
利益成長が15%配当利回りが3%、PERが9の銘柄は両方とも2という数値をはじき出します。
この場合、ネフは成長性より安定性を重視して、低PERで配当利回りの良い後者を好みます。
値上がりしない場合でも手堅くに配当を得る。かなり堅実な投資方法です。
3.優良企業の一時的な下落を狙う
これもよく言われていることです。
自分なりの投資尺度を持ち、徹底的に企業分析を行うことで倒産リスク・上場廃止リスクを抑えれば有効です。
が、結果が出るのにかなり時間が掛かることがある為、本当に長期投資を前提にしてないと厳しいかもしれません。
このほかにも財務体質が健全で高ROEな株を選ぶなどがありますが、これも一般によく言われていることなので省略します。
こうやって見てみると、実に基本的な事が多いですね。
しかし、これを堅実に守って年利13.9%を達成しているのです。
裏を返せば、基本を守れば株式投資で勝つのは難しくないという事を教えてくれているとも言えます。
(現実には、米国株と日本株じゃ違うのかもしれませんがw)
自分は早期に利益を上げたいので、2~4年間銘柄をじっくり保有するネフの投資方針と外れている所もあるのですが、こういった堅実な投資というのも参考にしたいと思います。
特に、ネフ独自の(利益成長率+配当利回り)÷PERという指標。
これは割安成長株に投資する際にも活用できそうなので、これからは参考にしてみようかと思います。
(今考えれば、自分が成長株を探す際に使用しているPEGレシオもどきに近い考えですね。PEGレシオもどきについて詳しいことはこちら→http://blog.livedoor.jp/visionseeker/archives/1908866.html)
という事で、実際に今の保有株で使用してランキングをつけてみました。
(成長率は四季報の経常利益率の数値(5年平均、上場して間もない企業は直近や2~4年平均)から求めたものを使用。数値は2014/1/2時点の数値です。)
【(営業利益成長率(%)+予想配当利回り(%))÷予想PER(倍)】=ネフ指標 で表記します。
01.マネースクウェア・ジャパン【(46.1+2.55)÷9.0】=5.41
02.博展【(45.6+2.2)÷9.3】=5.14
03.アサンテ【(20.6+3.09)÷8.0】=2.96
04.桧家ホールディングス【(17.7+3.1)÷8.4】=2.48
05.タウンニュース社【(14.0+2.72)÷7.6】=2.2
06.ネクソン【(21.1+1.03)÷10.6】=2.09
07.新晃工業【(4.2+2.26)÷7.9】=0.82
08.ワコム【(11.7+2.51)÷19.6】=0.725
09.アイ・ケイ・ケイ【(4.4+2.5)÷10.3】=0.67
10.日本エスコン【(-4.6+0.71)÷6.9】=-0.56
……なかなか厳しい結果ですねw
自分は直近の利益成長に着目して、割安成長株を対象とした中長期投資を行うというスタンスなので、ネフのような本物の長期投資とは異なるという事なのでしょう。
その中でも、ほかのブロガーさんのブログを見てもかなり期待されている、桧家ホールディングス、アサンテに関しては良い数値を出しているという辺り、やっぱりこの2銘柄は本物なんだなぁ……と思いますw
以上、ジョン・ネフから学ぶ長期割安株投資でした。
ここまで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
Comment
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あけましておめでとうございます。
お正月休みであるにも関わらず、
しっかり勉強されていますね。
新年早々、意気込みが感じられ、
パワーをもらった気がします!
目標である年利30%を達成されることを
お祈りします!
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>>株タツさん
明けましておめでとうございます!
自分みたいな初心者はしっかり勉強しないと絶対どこかでボロが出ちゃうと思うので、無知という弱みをつぶすため日々勉強ですw
しっかり勉強して目標達成をできるように頑張りたいと思います!