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アルプス物流が28年3月期 1Q決算を発表+α

   

アルプス山脈

どうも、こんばんはVisionです。
今日(もう昨日か……←)は、保有銘柄の一つである《アルプス物流(9055)》の1Q決算が発表されましたので、それに関することと、あとその他諸々、雑多な事をちょっと書いていきます。

アルプス物流の決算について

タイトルの通り、昨日(2015/7/29)アルプス物流が平成28年3月期 の第1四半期決算を発表しました。

平成28年3月期  第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) / アルプス物流

業績

売上高が前年同期比+12.6%の226.35億円。
営業利益が前年同期比+22.9%の11.78億円。
経常利益が前年同期比+24.3%の11.84億円。
純利益が前年同期比+27.6%の6.60億円。
EPSは前年同期比+27.4%の37.31円となっています。

アルプス物流の第2四半期の業績予想が
売上高が前年同期比+7.3%の440億円。
営業利益が前年同期比+3.3%の20.5億円。
経常利益が前年同期比+0.1%の20.5億円。
純利益が前年同期比-1.3%の11.0億円。
EPSは62.16円なので、今回の決算は進捗度合的にはややポジティブな良い決算だと言えます。

アルプス物流の事業セグメントは大きく分けて

1.電子部品を企業から顧客までDoor to Doorで結ぶ《電子部品物流事業》
2.電子部品関連の包装資材、電子デバイスの販売を行う《商品販売事業》
3.生協関連の個配、及び、一般顧客向けの宅配を行う《消費物流事業》

の3つに分かれますが、このうち、特に電子部品物流事業と消費販売事業に関しては、車載関連製品の生産需要の拡大が大きく寄与し、前年比で2桁の増収増益となっています。

車載関連部品の受注が堅調だというのは先週の時点で分かっていたことなので、これは上手く乗れたかなぁという感じですね。

参考 : 続々・3カ月ぶりに売買しました

消費物流に関しても、一般顧客向けの物流では減収となったものの、生協関連の物流は個配を中心に売り上げを伸ばし、セグメント売り上げは微増収。利益面では運営体制の効率化を進めたことが寄与し、営業利益は前年比で2ケタの増益となったようです。

どのセグメントでも、前年比では大幅な増益となっている点は良いですね。

なお、その他指標では
粗利率は前年同期が12.09%に対し、今回は12.44%と改善
販管費率が前年同期が7.32%に対し、今回は7.24%とやや改善しました。

販管費は減れば減るほどいいとは一概には言えませんが、コストを削減しつつも、売り上げは前年よりも多く上げられている点を考えると、事業の効率化が一段と進んだともとらえられますね。

業績的には、現時点ではかなり良好だと言えますね。

バランスシート分析

現金が前年同期より24.33億円減少(前年同期比-13.68%)。
売掛金・棚卸資産が前年同期とほぼ変わらずとなり、流動資産はやや減少しました。

現金の減少は、新規投資案件への支出や納税等の支払による所が大きいので特に問題は無し。
売掛金・棚卸資産もほぼ横ばいで在庫・不良債権が積みあがっているという状況ではないというのがわかる点は安心材料ですね。

以上、業績的にも、バランスシート的にも良好な決算結果だったと言えます。
ということで、アルプス物流に関してはもう暫くホールドを続けていこうかと思います。

その他、雑多な事

現保有銘柄は《三社電機製作所(電機・半導体)》を始め、《オーハシテクニカ(自動車部品)》《アルプス物流(電機)》など、電機・半導体・自動車といった産業の動向を受けやすい銘柄が多い為、ポートフォリオもそのような傾向となっています。

その為、現在はそれら産業の動向を確認する為に《電機・半導体産業監視用ポートフォリオ》と《自動車産業監視用ポートフォリオ》を作成し、それぞれのポートフォリオに50銘柄ほど銘柄を登録し、1Q決算の内容や将来の展望などを監視しています。

今回はそれら産業に属する企業の決算を、自分用のメモ書きとしてざっくりとまとめてみたいと思います。

電機・半導体(順不同

日立製作所 [6501]
昇降機・鉄道システム事業が極めて堅調に推移し増収増益。
半導体製造装置・自動車関連製品・オートモーティブ事業・物流も伸びる。
全体で見て増収増益。

日立化成 [4217]
各セグメントにおいて、スマートフォン向け・自動車向けが堅調、増収増益。

安川電機 [6506]
モーションコントロールは電子部品関連を中心に堅調、反面、太陽光向けは大口案件が停滞。
ロボットは自動車関連分野を中心に堅調に推移、全体で見て増収増益。

芝浦メカトロニクス [6590]
スマホ・タブレット向けの中小型パネルの受注が増加。
メカトロニクスシステム部門では半導体後工程が堅調、太陽電池用製造装置は大型受注があった模様。
前年比大幅増収・減益幅は大幅に縮小。

日本電産 [6594]
全体的に堅調だが、車載用製品が特に大きく増加(前年比+40%)。
増収増益。

パナソニック [6752]
車載事業は伸びたが、テレビ事業が赤字。
国内住宅市場の低迷で太陽光パネルなど住宅関連事業の売り上げが減少。
なお、住宅関連・太陽光は6月以降持ち直しており、7-9月ではかなりの回復を見込んでいる模様。
微増収・営業減益(経常益は30%増)。

東京エレクトロン [8035]
半導体製造装置が堅調。だが、足元の受注状況を考慮し、通期予想を下方修正。
微増収・増益。

アルプス電気 [6770]
自動車市場向け製品の売り上げが堅調に推移。
スマートフォン向けの製品も大きく伸びる。
増収・大幅増益。

自動車産業(順不同

日産自動車 [7201]
日本向けは売上・利益ともに減少するも、北米・中国・欧州が大きく伸びる。
増収増益。

日野自動車 [7205]
日本市場向けにトラック・バスの販売が伸びる。
海外ではインドネシアが低迷するも、北米や中南米では売り上げを伸ばし、海外全体では販売台数が増加。
増収増益。

日本精工 [6471]
中国の自動車販売は減少も、北米市場は堅調、グローバル的には穏やかに成長。
日本はMT向け製品が堅調。北米では電動パワーステアリングが堅調。
中国では日系向けが堅調。 増収増益。

エクセディ [7278]
クラッチ最大手。
日本向け・北米向けは受注が堅調だが、利益がやや物足りない。
アジア・オセアニアは売上・利益ともに堅調に推移。
増収減益(経常益は1%増。)

フジオーゼックス [7299]
国内の需要は落ち込むも、米国をはじめとする海外市場がそれを補う。
増収増益。

 

以上、アルプス物流の1Q決算とその他雑多なことについてでした。
ここまでお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

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