オタク系高卒サラリーマンが株でブルーカラー脱出を目指す!

オタク系高卒サラリーマンがバリュー投資で資産運用して、30歳までにブルーカラーからの脱出を目指す!! ジョン・ネフ、ベンジャミン・グレアムに倣った資産バリュー投資・収益バリュー投資を軸にして、割安に放置されている株を狙っていきます。

*

簡単な理論株価の求め方 その2~アクションラーニング《日根野 健》氏方式~

   


株価

自分が銘柄選択を行う際に重視するのは割安性だったり成長性だったりするのですが、その中でも割安性を計る際には《理論株価》を用いて、割安・割高を判断することがあります。
この理論株価が絶対的な指標というわけではないのですが、理論株価と実際の株価の乖離を求めることで、ざっくりとですが投資先の安全性(底堅さ)や将来性(上値余地)を知ることができるので、自分はそれなりに重用しています。

今回は、この理論株価を求める際に役立ちそうな《理論株価の簡単な求め方》を解説していこうかと思います。
なお、この《理論株価の求め方》シリーズは複数回の掲載を予定しています←
最終的には4~5種類ぐらいの求め方を紹介していくことになると思いますので、興味のある方はお付き合いくださいm(_ _)m

という事で《理論株価の求め方》シリーズの第2回です。
今回は、前回よりも簡単な方法で理論株価を求めていきたいと思います。

第1回 / 簡単に理論株価を求める方法 その1~日経マネー(2006年10月号)方式~

簡単な理論株価の求め方~アクションラーニング《日根野 健》氏方式~


《株の学校 アクションラーニング》の代表で、公認会計士・税理士の日根野健氏が推奨する理論株価の求め方です。
前回の理論株価に比べてお手軽に理論株価を算出できます。

詳しい説明は省略するとして、ここではとりあえず算出の方法を書いていきます。

算出方法

算出式

理論株価=事業価値+資産価値

事業価値=EPS*係数
資産価値=BPS*0.3

つまり

理論株価=(EPS*係数)+(BPS*0.3)

ですね。

事業価値をEPSから求め、資産価値はBPSから求める、ポピュラーなタイプの算出方法ですね。

EPSに関しては、予想EPSでも実績EPSでもお好きな方を。
BPSに関しても、予想BPSでも実績BPSでもいいですが、自分は楽な方(実績BPS)を採用しています←

さて、EPSとBPSに関しては特に説明は不要ですね。
これで、もう大体の数値は出そろいました。
……ということで、唯一出ていない数値、事業価値にかかってくる係数の説明をしますね。

係数

日根野氏は《東証1部 業種別PER》を、係数として採用しています。
(業種別PERに関してはこちらをご参照ください。)

サービス業だったら東証1部のサービス業のところの平均PERを見て、その数値を係数として使用。
建設業だったら東証1部の建設業のことろの平均PERを(ry
という感じですね。

なお、この平均PERが20倍を超えている場合は、幾ら高かろうと一律で20として使用するとの事です。
つまり、係数の最高値が20なんですね。
(係数の最高値を抑えることによって、理論株価の上がりすぎを抑える為のようです。)

ただ……この係数って、あんまりあてにならないと思うんですよね。
だって、投資対象が東証2部であろうとJQであろうとマザーズであろうと《東証1部の平均PER》を使用するわけですからね。
業種によっては東証1部と2部で平均PERがだいぶ違う業種もあるので、東証2部の銘柄を分析するときに東証1部の平均を掛ける事によって理論株価がとんでもなく高く算出されるといった可能性も0ではない訳です。

……なので、個人的には《同業他社の平均PER》を係数として使用したり、《ROE》を係数に利用したり、《平均成長率》を係数に利用したりするのが無難なんじゃないかなぁ……と思っています。

《同業他社の平均PER》は【業績が同程度の同業他社】の中から出遅れ銘柄を探すのに向く。
《ROE》と《平均成長率》は【企業そのものの成長力】を評価して算出するっていうイメージですね。

ちなみに、自分は本家の《東証1部業種別平均PER》と、我流の《加重平均成長率(※)》を使い分けるって感じですね。

(※) 加重平均成長率
年平均売上高成長率を35%、年平均営業利益成長率を30%、年平均EPS成長率を35%、というウエイトを設定し、加重平均した値。
式 = {(3~5年平均売上高成長率)*35%}+{(3~5年平均営業利益成長率)*30%}+{(3~5年平均EPS成長率)*35%}÷100%

……まぁ、これに関しては個人的な発想のもとやっていることですので、別に本家の《東証1部の業種別平均》でも特に問題は無いと思います(

実際に算出してみた


今回は、前回に比べかなり簡単です。
使用する数値が《EPS》と《BPS》と《係数》だけですからね。

では、実際に自分の保有銘柄(帝国繊維)に当てはめて算出してみます。

・EPS(予想EPS) / 183.34円
・BPS(実績BPS) / 1551.97円
・係数1(業種別平均PER) / 16.6
・係数2(加重平均成長率) / 20.00(上限越え)

1.事業価値の算出

事業価値=EPS*係数

事業価値(係数1の場合) =183.34*16.6
            =3043.44
            ≒3043

事業価値(係数2の場合) =183.34*20
            =3666.8
            =3666

2.資産価値の算出

資産価値=BPS*0.3
    =1551.97*0.3
    =465.591
    ≒465

3.事業価値と資産価値を合計する

理論株価=事業価値(係数1)+資産価値
    =3043+465
    =3508円

理論株価=事業価値(係数2)+資産価値
    =3666+465
    =4131円

A. 3508円 と 4131円

ex)2つの数値を平均してみた。

平均理論株価=(3508+4131) / 2
      =3819.5
      ≒3819円

A.3819円

4.現在の株価との乖離を求める。

乖離=理論株価-現在の株価
  =3819-2554
  =1265円

A. 乖離 = 1265円

5.感想

係数に何を使用するかによって、結構、理論株価が動く算出方法ですね。
……係数によって目標が《東証1部の業種平均PERまで買われること》だったり《PEGレシオ1倍まで買われること》だったり《ROEと同程度の数値まで買われること》だったりに変化するので、仕方がない話ですが←

特徴としては資産価値を算出する際にBPSを*0.3しており、資産価値を低めに見積もっている点ですね。
なんやかんやで、企業は収益を出すのが一番重要ですので、資産の評価はこれぐらいのウエイトでも全然問題ないと思います。

基本的には、低PER銘柄の分析や同業他社との比較、割安成長株の分析、辺りに使うのに向いていますね。
逆に高PERの成長株とは相性が悪いので、そこは注意ですね。

まとめ

  • 理論株価は《(EPS*係数)+(BPS*0.3)》という式で求めることができる。
  • 係数には【東証1部業種平均PER】や【成長率】などを用いる。
  • この算出方法は、主に割安株に対して使うのが良いと思われる。
  • 事業価値重視で資産価値をやや低めに見積もった算出方法である。

なお、今回の理論株価の算出方法に関しては、楽天証券の勉強会ビデオ再放送で、日根野氏が講師を務めている動画を見て頂けると、より詳しく理解できるようになると思いますので、時間がある方は是非どうぞ。

以上、理論株価の求め方その2でした。
次は、今回よりもやや資産価値の影響を受けやすい算出方法について書いていきます。

ここまでお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

 - 理論株価の求め方

  関連記事

株価
簡単な理論株価の求め方 その3~理論株価web 《はっしゃん》氏方式~

自分が銘柄選択を行う際に重視するのは割安性だったり成長性だったりするのですが、そ …

株価
簡単に理論株価を求める方法 その1~日経マネー(2006年10月号)方式~

自分が銘柄選択を行う際に重視するのは割安性だったり成長性だったりするのですが、そ …

株価
簡単な理論株価の求め方 その4~無料のツールを利用する~

自分が銘柄選択を行う際に重視するのは割安性だったり成長性だったりするのですが、そ …

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*