過去の保有銘柄(アサンテ)についての質問があったので……
どうも、Visionです。
先日メールで、自分の以前の保有銘柄である《アサンテ(6073)》についてのご質問を頂きました。
(前略)
私が注目しているのはアサンテ。
ROE,ROAも高く
EV/EBITDA倍率、PERも高すぎないのに株価は右肩下がり。
今後、来年度以降の業績見通しが良くなって来れば再び株価が上がってくるんじゃないかと思っております。
上昇トレンドに転換した際には再び購入しようとウォッチしています。
Visionさんはアサンテについてどのようにお考えですか?
Blog開設当初はアサンテを高く買っていたようですが、最近はウォッチ対象から外されましたか??
(後略)
せっかくなので、今日はこのご質問に答えるとともに、自分の過去の保有銘柄に対するスタンスについてもご説明しようかと思います。
まずは、アサンテについて
アサンテ(6073)は東証1部に上場している住宅用シロアリ防除のトップ企業で、自分が一番最初に集中投資を行った銘柄です。
また、ブログ開設時から今年の7月の終わりまでは保有株数の変動はあれどずっと保有され続けていた銘柄で、保有期間は堂々のトップ・そして利確額もトップという、2014年MVP銘柄候補の一つです←
詳しい銘柄の分析については過去記事を参照して頂くとして、ここでは過去の保有理由と手放した現在のスタンスについてお話していきたいと思います。
銘柄分析記事 : 【銘柄分析】アサンテ(6073)
過去の保有理由の変遷と、現在のスタンス
アサンテは時期によって保有している理由に違いがあったりします。
ここでは、その保有理由の変遷についてと、現在のスタンスについて書いていきます。
最初期(2013/12~2014/01初旬)の保有理由
この頃はまだ分散投資を行っていた時期で、且つ、まだ銘柄分析も碌にしていなかった時期ですので、あんまり深い保有理由はありません(まぁ、今でもそんなに深い保有理由がある銘柄はないけど←)
この頃は《東証1部昇格期待》と《割安性》を評価しての保有でしたね。
前述のとおり、この頃はリスク分散に重きを置いていた為、アサンテに対してもあんまり本気にはなっていませんでした。
中期(2014/1月中旬~2014/4月末)の保有理由
2014年の1月中旬よりアサンテに対して集中投資を行うようになりました。
ここら辺から、ようやく銘柄分析みたいなのをやり出したんですよね、で、分散投資時に保有している銘柄の中で何が一番良さそうなのか?というのを分析して、導き出した結論がアサンテだったので、そこに資金を全部ぶち込んだんですね~。
我ながらリスクテイクしすぎだと思いますね、はい。
この頃は《東証1部昇格期待》《割安性》《収益性(ROE・ROA)》を評価しての保有でした。
で、来る4月17日の引け後にアサンテがめでたく東証1部昇格を発表し、最初期からの思惑だった《東証1部昇格期待》という観点での目標を達成し、少しだけ含み益を増やすことに成功しました。
後期(2014/5~2014/8)の保有理由
東証1部昇格を発表して暫くした後に、今度は本決算の発表がありました。
そこでアサンテが来期予想を増収増益とした為、東証1部昇格で多少知名度の上がったアサンテにさらに資金が流れ、株価が大きく上昇し、自分は大きく含み益を増やすことになった訳ですね。
この頃になると《昇格期待》や《割安性》ではなく、《収益性》と《成長力》を評価しての保有になっていましたね。
が、8月の1Q決算でそれほど良くない業績を出してきたので、自分は《今期の成長》にはあまり期待が出来なくなったと判断。
ここでアサンテから完全に撤退しました。
現在のスタンス
今期の成長にはあまり期待は出来なくなったのですが、依然、ウォッチ銘柄の一つとして監視を続けています。
自分も質問者の方と同様に《依然、割安性は失われておらず収益性も優秀》だと思っていますので、今後、業績の見通しが良くなりそうなら、また適当なタイミングで入ろうかなぁ……と、現在はそんなスタンスで監視を続けています。
……月次を見るとやっぱり今年には期待が出来ない感が強いので、多分、入るとしても来年以降になるとは思っていますが(
過去の保有銘柄に対するスタンス
アサンテに限らず以前ホールドしていた銘柄は、基本的にはずっと監視銘柄として監視を続けているんですよね。チョイチョイリスト入りしていない銘柄(ペガサスミシンとか)は有りますが、大体の銘柄はこんな感じでGMOクリック証券のウォッチリストに《購入時株価》と《購入時期》を記録して、もしホールドしていた場合はどうなっていたか、自分の分析がどの程度通用していたのか、をあとで振り返れるようにしてあります。
過去の保有銘柄に関しては銘柄分析を済ませている銘柄も多い為、結構、再参戦したりすることが多いですね。
実際、アルバイトタイムスとエレコムに関しては3回以上参戦していますしね(
売却後の銘柄には興味が無くなるという事は無く、むしろ、再度チャンスが巡ってくる可能性を考えて、よりじっくりと監視するようになります。
しかし……こうやって見ると、アサンテと同じく《東証1部昇格期待》で一時期ホールドしていた東邦システムサイエンスの上昇率が凄いなぁ……w
……やっぱり、割安成長株で、且つ、《1部昇格期待》がある銘柄に投資を行うという投資手法は結構有効なようですね。
(他の監視銘柄でいうと、CEホールディングス・萩原工業、辺りもこの期待があって、且つ、実際に昇格し株価が上昇しました。)
まとめ
・アサンテは未だに割安で高ROEなので、依然、興味はある。
・アサンテは成長性に期待できるようになったら、多分、再参戦する。
・過去の保有銘柄は、常にウォッチし続けていて、常に入るチャンスを窺っている。
以上、アサンテのついてと過去の保有銘柄に対するスタンスでした。
ここまでお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m